国際会議場屋根付歩廊整備事業(アーケード) |
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現況把握 問題点の整理 |
[目的] 日比野駅から国際会議場までのアクセスを向上させ、施設利用者が利用しやすい環境を構築する必要がある。 [問題点1] 遠方からきた来客者が名古屋で雨だった場合、地下鉄駅から国際会議場まで傘が必要となってしまう。 [問題点2] 日比野駅から国際会議場までの案内標識が少ないため、施設利用者が施設までの道がわかりにくい。 |
構想の立案 発注者への説明 関係機関への 説明 事業予算の算定 |
[設計業務1] @最終的な完成イメージを作成 (発注者に事業効果の説明) A名古屋市関係機関との協議 以下アーケード協議会メンバー ・愛知県警本部・熱田警察署 ・道路管理課・道路利活用課 ・緑地維持課・熱田土木事務所 ・建築指導課・建築審査課 ・都市景観室・都市計画課 B現地調査 ・設計方法の検討 ・施工方法の検討 ・概算工事費の算定 |
十分な理解をしてもらうための説明 |
[設計業務2]
@地域住民の方への説明 (名古屋国際会議場にて実施) A住民の方への意見を収集 Bけやき並木とアーケードの取り合いについて、できる限りけやき並木を存続させる方法でのアーケード設置の方針に決定 (できる限り設計に反映させる方針) |
建築物の品質確保のために |
[工事監理業務1]
@工事の安全管理が適切かの確認を行う。 A杭材料が設計図と適合しているかの確認を行う。 B杭の接手部において溶接が健全に施工されているか超音波探傷試験において確認を行う。 C支持地盤に到達しているのかの確認を行う。 D杭の施工精度(X,Y,Z)が許容範囲内なのかの確認を行う。 |
関係機関の 完了検査 |
[工事監理業務2]
@監理者検査 A土木事務所検査 B消防署検査 C建築審査課検査 D発注者検査 多数の方から完了検査を受ける。指摘事項に対してすべて対応を行う。 |
次世代への 新しい価値の 創造 |
[竣工(地下鉄駅前)]
完了検査を受けて使用開始 効果@ 屋根があることで雨天時において傘なしで国際会議場へのアクセスが可能となった。 効果A 屋根があることで国際会議場までの誘導が容易になった。 |
次世代への 新しい価値の 創造 |
[竣工(マンション前)]
効果B 照明が設置されたため、国際会議場の夜間コンサートの帰りにみ安心して帰宅できる。また、地域の防犯効果にもなる。 |
次世代への 新しい価値の 創造 |
[竣工(交差点)]
効果C 階段部分においても屋根があるため階段部分の昇降において傘なしで歩行できるため、雨天時の歩行安全性が高められる。 |
次世代への 新しい価値の 創造 |
[竣工(国際会議場前)]
効果D 屋根設置によって国際会議場までの確実な誘導が可能となる。施設利用者が目的地まで不安に感じることなく、目的地に到達できる。 |
国際会議場屋根付歩廊整備事業(令和元年3月竣工) PFI事業 設計・施工:且s川三千男建築設計事務所・竃k川組 |
PFI事業により本プロジェクトが進められました。設計の段階から地域住民様の意見を取り入れることで、国際会議場の来客者はもとより、地域住民様にも良い影響がでるように設計を行いました。旧来型のアーケードからの脱却を試みて、皆様に安心して利用できる次世代型のアーケードを提案しました。
観光文化交流局・名古屋市関係機関の方も含めて、多数の関係者の方のご協力をいただき、その結果、素晴らしいアーケードが出来上がったと自負しております。このアーケードが未来(次世代)に向かって、大切に有効に使われ続けてほしいと思います。 且s川三千男建築設計事務所 代表取締役 市川三千男 |
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